兎に角、愛して止まない
YARDBIRDSの
TRAIN KEPT A ROLLIN'。
私の中のROCK GREAT SONG
ベスト10をやったならばきっと
上位に入るのではないかと。
そして、
YARDBIRDSの
TRAIN KEPT A ROLLIN'は
二つの曲を混ぜてできたもの。
それは
JOHNNY BURNETTEのシングル
A面HONEY HUSHのイントロとギターリフに
B面TRAIN KEPT A ROLLIN'
を合わせて作り上げた
新たなTRAIN KEPT A ROLLINです。
そして、この、
JOHNNY BURNETTEの
この2曲もカバー曲です。
やっとオリジナルの
HONEY HUSH / JOE TURNERの
シングルを入手しましたので、
(再録音盤ですが)
ここで、店にあるレコードから
TRAIN KEPT A ROLLIN,
HONEY HUSH
ということで、
この2曲のオリジナルと
YARDBIRDSバージョンのカバーの
TRAIN KEPT A ROLLIN'
そして
HONEY HUSHのカバーなど
紹介してゆきます。
シングルの両サイドにTRAIN KEPT A ROLLIN'と
HONEY HUSHが収められていました。
(シングルは1956年発売)
その両曲が収められたアルバム。
ド迫力のロックンロールが多く含まれるアルバム。
特にギターに惚れました。
HONEY HUSH的なリフは色々な曲で聴けます。
(このアルバムは60年代から70年代初期プレス?の再発盤)
TRAIN KEPT A ROLLIN'は
いろいろなカバーを聴かれている方は
イントロので「あれ?」と思われるかも。
そして
HONEY HUSHを聴くと、
イントロのギターに
「おお、TRAIN KEPT A ROLLIN'・・・
あれ?曲が違う」
と思われるかも。
耳になじんだ「あのTRAIN KEPT A ROLLIN'」の
ギターリフは
どちらかというと
HONEY HUSHに力強く出ています。
それにしてもかっこいいギターサウンド。
両方ともジャンプブルースでヒットしています。
まあ、かっこいいことこの上ない。
HONEY HUSHは再録のバージョン。
サックスのブロウが強烈!
ベースラインが、「あのTRAIN KEPT A ROLLINのリフに似ている気がします。
このベースラインをヒントにJOHNNY BURNETTEはHONEY HUSHのカバーのギターリフを作った?
USA編集盤のRAVE UPに収録。
アメリカで録音し、
シングルにはなっていないので、
このアルバム(USA盤)が初出。
これをイギリスでヨーロッパに輸出用に
COLOMBIAがプレスしたUK盤。
UK盤は、イギリスのレコードらしい
切れ味の良い音が。
YARDBIRDSのTRAIN KEPT A ROLLIN'は
ジョニー・バーネットのカバーバージョン
2曲を合わせたもの。
まだ若きJEFF BECKが
JOHNNY BURNETTEのシングルを持って、
これのカバーをやろうと言って録音したとか。
そのシングルは、A面がHONEY HUSH。
これがけっこうミソもしれません。
どう混ぜたか・・・
イントロギター、
そして特徴的なリフはHONEY HUSH的、
曲はTRAIN KEPT A ROLLIN'。
そして、新たなアレンジとして
イントロに列車の汽笛を模した
ハーモニカを。これが素晴らしい。
この、ヤードバーズが編曲したバージョンが、
後にカバーされるTRAIN KEPT A ROLLINの
ひな型になっています。
映画「欲望」でYARDBIRDSが出演・演奏。
この時、TRAIN KEPT A ROLLINの
使用許可が下りなく、「STROLL ON」と
歌詞を変えて演奏。
JIMMY PAGE とJEFF BECKの
ツインリードがかっこいいバージョン
(この二人が在籍した時の
YARDBIRDSのシングルは凄い)。
映画は本来WHOに出演依頼したそうですが、
断られて代わりにYARDBIRDSが。
演奏最後にギターをWHOっぽく壊すシーンも。
ZEPPELINも初期は演奏していたようなので、
ブートではなく正式音源としてほしいな・・・
PAGE先生出してくれないかな。
YARDBIRDS以降、TRAIN KEPT A ROLLIN'は
HONEY HUSHのギターイントロ&リフを組み込んだ
「YARDBIRDS」型となってゆきます。
そのカバーで代表は、まずは
ド迫力のエアロスミスバージョン。
セカンドアルバム「GET YOUR WING」に収録。
スタジオ録音とライブをつなげてある当たりかっこいい。
因みにライブ盤にも収録されています。
その他はないかと以前探したところ、
おお!モーターヘッドがやっていた。
おそらく雑誌のおまけのソノシート。
これは突っ走る演奏です。
SCREAMING LORD SUCH & THE SAVAGES
1965年発売のもの。JOHNNY BURNETTEのカヴァーの影響少なく、オリジナルのTINY BRUDSAWを彼なりにアレンジした、これは凶暴な楽曲。1965年といえばBRITISH GARAGEのバンドの楽曲が盛んに発売されていたころ。
JIMMY PAGEやJEFF BECKが若いころセッションに参加していたので、これもどちらかが弾いている?時代的にはJIMMY PAGEですが。
そして、YARDBIRDSバージョンに
日本語の歌詞を載せて歌った3曲。
曲名はご存知「レモンティー」。
先ずはサンハウスのデビューアルバム「有頂天」。
ボーカルは柴山俊之、ギターは鮎川誠。
そして鮎川誠が奥さんのシーナと組んだ
シーナ&ロケッツ
1979年のデビューアルバム。
このアルバムはゴリゴリの
ロックでかっこよいです。
シーナのボーカルが素晴らしい。
そして、ブレイク後の1985年に
再録したサウンドでのレモンティー。
12インチシングルで発売。
これは当時はやりの音にアレンジ。
TRAIN KEPT A ROLLINはYARDBIRDS型になり
カバーされていますが、HONEY HUSHは?
60年代のブリティシュブルースロックバンド
サヴォイブラウンが分裂して結成された
ハードなブギーバンドFOGAT。
3rdアルバムENERGIZED 1974年に収録。
ハードでスピーディーなバージョンに
仕上がっています。
イントロ含め、JOHNNY BURNETTEの
バージョンのカバーっぽいです。
次にELVIS COSTELLOのALMOST BLUE。
ナッシュビル録音のカントリー&ウエスタンを
中心にカバーしたアルバム。
そこのHONEY HUSHが。
カントリー色とコステロ色を交えた
ミッドテンポの素晴らしいカバー。
オリジナルに対してのカバー。
最後にPAUL McCARTNEY。
先にもご案内したロックのカバーアルバム
RUN DEVIL RUN 1999年に収録。
もうPaul暴力的に走る走る。
おそらくはJOHNNY BURNETTバージョンの
ポールなりのカバー。これはPAULの
ロックンロールカバーの中でも
出色のできかと。
これもオリジナルに対して、ポールが
ロックアレンジをしたカバーと思われます。
リフはJOHNNY BURNETTE風ではありません。
最後まで長々とお付き合いありがとうございました。
特に歴史的な資料に基づいて記載せず
あくまでも
自分でレコードを聴いての判断なので
間違ったことを書いているかもしれません。。。。
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