WHOの60年代を書いていて
PETE自身が自らのバンドを
POWER POPバンドと称していた
と書いていて、
POWER POPを見つめ直してみよう
と思い立ち、
例の如く私見を大いに交えて。
POWER POPコーナーにある
アーチスト、
要はビート系でキャッチーなメロディーの
パンク前後の、あまりメジャーにならなかった
アーチストが多いかと。
FLAMING GROOVIESや
RECORDSなんかが
定番でしょうか。
昔はNEW WAVEと言っていた
バンド達ですが、すでにNEWでは
無くなったため、言いようがなくての
新カテゴリーか?
もしくはNEW WAVEはちょっと
エレクトロな、もしくは
ミクスチャー的な
サウンドのアーチストに絞られ
60年代から続くキャッチーナメロディの
ポップなロックバンドをそう呼ぶのか?
80年代後半からはGUITAR POPと
言われますが、確かに音が
GUITAR POPとは違う・・・。
GUITAR POPは
たぶん、ネオアコ以降のギターの
音色とSMITHっぽいアプローチの
バンドと感じます
しかし
たまにPRETENDERSやら
NICK LOWE,
RASPBERRYS等、
その他のコーナーに
あるアーチストも。
これは、
POWER POPとは曲調なり?!
ということで
思いつくままに
店にあるレコードから
曲としてのPOWER POP
と思われる
曲とアーチストを
ピックアップしてみました。
感覚的に、
アップテンポで
キャッチーなメロディーで
長々と間奏を入れない
POWERを感じる
という条件で。
さらに年代で区切ってみると
こうなりました。
60年代イギリス
WHO
/ I CAN SEE FOR MILES
/PICTURES OF LILY
/HAPPY JACK
/ SUBSTITUTE
/THE KIDS ARE ALRIGHT
・・・もう限りなく・・・
BEATLES
/ THERE'S A PLACE
/ NOT A SECOND TIME
/ ANY TIME AT ALL
/ WAIT
/ AND YOUR BIRD CAN SING
・・JOHNとPAULが共作を
していた時代の方が
POWER POPっぽい・・・
HOLLYS / I CAN'T LET GO
70年代前半イギリス
WHO / PURE AND EASY
SMOKIE / PASS IT AROUND
BADFINGER
/ I CAN TAKE IT
/ JUST A CHANCE
POWER POPとして最強です、
彼らは。
BIG STAR / SEPTEMBER GIRL
10CC / WALL STREET SHUFFLE
PILOT / JANUALY
10CC以外、この辺りの年代からPOWER POP
グループ台頭か?
BAY CITY ROLLERS
/ 彼らこそ強力なPOWER POP BAND
70年代後~80年代イギリス
(AFTER PUNK)
WHO / YOU BETTER YOU BET
WINGS / GETTING CLOSER
意外とポールはPOWER POP的な
曲が少なかったりする。
やはり根っこは違うところに・・・。
NICK LOWE / SO IT GOES
ニックロウはソロ4枚目くらいまでが。
その後はカントリーに変化。
SQUEEZE / COOL FOR THE CAT
TOM ROBINSON BAND / ALL RIGHT ALL NIGHT
PRETENDERS / DON'T GET ME WRONG
ELVIS COSTELLO / THE IMPOSTER
XTC / GENERALS AND MAJORS
JAM / SATURDAY KIDS,BOY ABOUT TOWN
JAMは4枚目からその色が出てきたように感じます。
CLASH / TRAIN IN VAIN
POLICE / ΩMAN
BOOMTOWN RATS / NICE N NEAT
STRANGLERS / ALWAYS THE SUN
TOURIST / BLIND AMONG THE FLOWERS
パンクとかパブロックとかの
アーチストでも
曲としてPOWER POP多数。
80年代末~90年代イギリス
GRAPES OF WORTH / STAY
DEL A'MITRI / ALWAYS THE LAST TO KNOW
DODGY/ STAIN' OUT FOR THE SUMMER
オアシスとかローゼスとか微妙に違う
感じがしましたが
ドッジーやデラミトリは間違えなく
60年代からの流れを受けて。
60年代アメリカ
BYRDS / SO YOU WANNA BE A ROCK'N ROLL STAR
NAZZ / OPEN MY EYES
70年代前半アメリカ
RASPBERRIES
/ GO ALL THE WAY
/TONIGHT
TOD RUNGREN / I SAW THE LIGHT
EMIT ROHDES / WITH MY FACE ON THE FLOOR
CHEAP TRICK / I WANT YOU TO WANT IT
やはり、ビートルズの影響を受けた
アーチストが。
東海岸の方が、メロディの
あり方がイギリス風。
アメリカの西や南では
やはり音のつくりや演奏が
POWER POP感少ないなと。
70年代後半~80年代アメリカ
FLAMING GROOVIES / FEEL A WHOLE LOT BETTER
BLONDY / DREAMING
BANGLES / HERO TAKES A FALL
GO GO' S / VACATION
REM / THESE DAYS
KNACK / GOOD GIRLS DON'T
RECORDS / STARRY EYES
その他の国
オーストラリア
EASY BEATS / FRIDAY ON MY MIND
日本
ROOSTERS / GOOD DREAMS
MODS / LET'S GO GARAGE
実は頭脳警察の曲も歌詞は別として
POWER POP
で、やはり予想通り
POWER POPかな?で
アルバムやアーチストを
で選んでみると
私の感覚では
・ほとんどイギリス!
・「黒」くない
・歌声が余りにナイーブでない
(POWERが出ない)
・曲としてこれは
POWER POPと思われる
ものも多数。
・POWER POP的な曲が主体の
バンドも多数。
・って、いつも私が言ってる
ブリティッシュビートだ・・・
・アメリカ人のものも、
イギリスのバンドの影響を
受けたものが多いかな・・・。
というより、やはり全て私が好きな曲!!
私はPOWER POPファンです。
そして
数々のバンドに影響を与えた
王様は
WHOとBEATLESということに。
これが私の生命線だと再確認。
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