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モノラルの魅力

50~60年代MONOのレコードと

70年代プロモーション盤

◎なぜモノラル(MONO)?

record bar 33 1/3rpmは

レコードをモノラルで流しています

 

ミキサーでMONO設定にして

いるのですが、

さらにカートリッジは

MONOレコード用のものを

使っています。

(ステレオレコードにも

 使えるものです)

 

開店して3年ほどはMCの

ステレオカートリッジDENON103を

中心に使っていましたが、

 

お客様の音に非常に詳しい方から

MONOのカートリッジにしたら?

とアドバイスをいただき、

変更後そのまま継続して

audio-technica AT-MONO3/LP(MC)を

使用しています。

 

 

その理由は以下の通りです。

 

 

 

 

①MONOのレコードの音圧を感じて欲しい

 

店には多くのMONOのレコードを

保有しています。

 

カートリッジをMONOにしてあるのは

音が太く、奥行きのある

MONOの音を感じていただきたいと

思うからです。

 

 

モノラルのレコードの

音圧の素晴らしさ

聴いていただいた方は皆さんは

お分かりだと思います。

ビートルズやフー、

ストーンズのDECCA時代を始め、

60年代ブリティシュロック。

 

またアメリカ盤も凄い!!!

サイモンとガーファンクル、

バーズ、ドアーズ等

色々そろえています。

 

70年代にもMONOのレコードが

存在します。

 

ラジオ局にサンプル盤として

配布されたものが当時多数存在しました。

特にアメリカ盤のシングルは、

同じ曲を

FM用に片面STEREO、

AM用に片面MONO

として配布しています。

 

70年代、イギリスの

ドクターフィールグッドは

あえて最初の2枚のアルバムはMONO

録音しています。

 

さらに、MONOのレコードを

STEREO針で聴くと、どうしても

音が細く、ノイズも広いがちに。

 

 

②MONOサウンドの音の深み

 

2本のスピーカーで

あえて

MONOにして聴くと、

 

前後の奥行き

上下の深み

音の立体感が

出てきます。

STEREOのレコードでも

素晴らしい奥行と深みが

出てまいります。

  

 

 

③どこに座っても楽しめる!

 

カウンターにかぶりついて音を感じて

欲しいので、お客様の聴きやすい

距離をもって店づくりをしました。

 

ただ、それなりに店は広く

ある程度音量も必要ですが、

スピーカーをセンターに持ってくると

音が大きく、私もお話もできませんし。

 

カウンター左右の席は

ステレオで

音をかけると、反対側の音が聴きにくい

状況になります。

 

また、ステレオだと、

どうしても最良の音は

センターになります。

この店はそれは

しかしそれはカウンター2席

ベンチシート2席しかないです。

 

 

で、その状況を逆手にとって

MONOで音を出してみたところ

STEREOのレコードも

音圧や奥行きが素晴らしい!

ものでも逆の状況が!

 

 

カウンターの端に座られても、

ベンチシートに座られても、

同じ音が聞こえます。

しかも、長時間聴いていても

疲れないという特性も

あるようです。

 

 

早い時間に来られ、一番好みの席に

座られるお客様も多くいらっしゃいます。

音を楽しまれたいというお客様は

お1人かお二人でお越しになって

カウンターのお好きな場所に陣取られ

楽しまれてゆきます。

 

 

3名様以上ですと、多くは後ろのシートに

お席をお願いすることになりますので、

じっくりと聞かれたい方は、お一人か

お二人でお越しになることをお勧め

致します。

 

 

◎MONOのレコード紹介

1. 50年代ロック・ジャズ・ポップス等

エルビス・プレスリー

エディー・コクラン

バディー・ホリー

ポール・アンカ

レッド・プライソック

ジュリー・ロンドン(UK)

ビル・ヘイリー(UK)

 ・・・

 

50年代ロックンロールは音の

作りがシンプルなので

パンチがあって、味わい深い

音が楽しめます。

プレスリーのレコードをかけると、

まるで50年代のバーに

タイムスリップしたように。

 

また、イギリス盤(UK)と

(表記したもの)

まるで異質な音です。

ぜひご一聴を。

 

 

 

2. 60年代UK ROCK

60年代イギリスのロックの多くは

オリジナルのモノラル盤で所持しています。

 アルバム  枚程度

 シングル  枚程度

 

 

店主の一番好きな年代です。

 

店つくりもそんな雰囲気にしています。

この年代のリクエストは一番うれしいです。

 

メジャー・アーチストは

STONES,BEATLES,WHO,KINKS

SMALL FACES,YADRBIRDS、

一部を除きすべて所持。

 

 

その他は

 

モッドな

MANFRED MAN、GEORGIE FAMME、

ART WOODS、SPENCER DAVIS GROUP、

TOM JONES・・・

 

モッドガール達は

PETULA CLARK、DUSTY SPRINGFIELD

SANDIE SHOW、CILLA BLACK、

SHANGRI-LAS等

 

マージービートは

HOLLYIES,DAVE CLARK FIVE

SWINGIN' BLUE JEANS、

ZOMBIES、GERRY&THE PACEMAKERS

HARMAN'S HARMITS,

HONEYCOMES,MERSY BEATS

等多数

 

サイケ、ガレージ、フリークビートは

SORROWS、DOWN LINERS SECT

GRAPEFRUITS、PRETTY THINGS等

 

ブルースロック等は

JOHN MAY ALL&THE BLUES BREAKERS

CREAM,TRAFFIC、

 

TEN YEARS AFTER 等

 

当時のサントラも色々あります。

また、珍しいものでは

LED ZEPPELIN

/WHOLE LOTTA LOVEシングル

 

きりがありませんね・・・

 

 

3. 60年代USA ROCK

忘れちゃいけないアメリカ勢

 

DOORS

/THE DOORS,STRANGE DAYS

 

SIMON&GARFUNKEL

/THE SOUND OF SILENCE

/PASLEY,SAGE ROSE MARY&THYME

 

BYRDS

/TURN TURN TURN

/5TH DIMENTION

 

MAMAS&PAPAS/THE MAMAS6PAPAS

STEPPENWOLF/STEPPENWOLF

 

 

 

UK盤ですが

MONKEYS/MONKEYS

BEACH BOYS/PET SOUND

BOB DYLAN/BRING IT ALL BACK HOME

 

 

LEN BARRY/1-2-3等の

 

ブルーアイドソウルや

轟音ガレージの

COUNT FIVEやMUSIC MACHINE

 

 たぶんまだ色々あります。

 

4. 70年代ロック&USA プロモーションシングル

◎通常流通盤

ドクターフィールグッド/ファースト、セカンド

ROLLING STONES/BROWN SUGAR 7inch!

 

◎プロモMONOシングル盤

 

代表でこんなものが

ありますと列挙しておきます。

特に音の良いものです。

 

 

MONOのサンプル盤は

店に来ていただき、

個のアーチストのものが聴きたいと

おっしゃっていただければ

おかけします。

ざっと数えて50枚ほど

 

あります。

 

SIMON&GARFUNKEL/THE SOUND OF SILENCE

BOB DYLAN/KNOKING ON THE HEAVENS DOOR

BYRDS/JESUS IS JUST ALRIGHT WITH ME

CARPENTERS/TOP OF THE WORLD

EAGLES/HOTEL CALIFORNIA

DOOBIE BROTHERS/LONG TRAIN RUNNNIN'

ERIC CRAPTON/LET IT RAIN

LED ZEPPELIN/ROCK'N ROLL

AERO SMITHS/WALK THIS WAY

QUEEN/KILLER QUEEN

POLICE/CAN'T STANDING LOSING YOU

VELVET UNDERGROUND/SUNDAY MORNING

DAVID BOWIE/REBEL REBEL

WINGS/WITH A LITTLE LUCK(EDIT)

GEORGE HARRISON/LOVE COMES TO EVERYONE

・・・

 

 

◎補足 ステレオとモノラル

 

若い方はモノラルって

わからないかもしれませんね。

 

モノラルとは

音が左右分かれていない録音。

今のシステムだと、

左右同じ音が出ます。

というより、

そもそも必要なスピーカーは一つ。

 

対してステレオは左右で

バランスを取り臨場感を

出したもの。

スピーカーは2つ必要。

中には4チャンネルステレオといって

スピーカー4つで聴くレコードも

ある時代存在しました。

 

そもそもレコードは戦争前から

ありますが、当時は蓄音機。

基本、スピーカーは一つ。

 

 

昔々、私の子供時代でも

(昭和40年代前半以前、1960年代)

家にステレオ設備がある家は少なく

多くはレコードはポータブルの

レコードプレーヤーで聴くものでした。

スピーカーは一つ。

ラジオそのものもスピーカーは一つ。

 

 

よって、当時もレコードも

左右違う音が

出る必要はなかったのです。

 

 

アメリカではその時代、次第に

ステレオ設備が広まりSTEREO

録音のものも多く存在しますが

イギリスや日本はまだ高級品で

一般家庭への普及が始まるのは

は60年代後半以降

だったかと思います。

 

 

普及に伴い、家のステレオ設備で

ラジオも聞けましたので、放送用の

レコードも次第にステレオ主軸で

録音されてきました。

普通のラジオはまだまだ

スピーカー一つで

イヤフォンも片耳だけ。

 

 

80年代に入ると

ステレオラジカセが一般普及し、

音が出るものはステレオが当たり前に。

今ではスマホから流れる音楽も

当然ステレオで、イヤフォンも

ステレオタイプが常識ですね。